2015年8月9日日曜日

日記

(1)
起き抜けに、埼玉県知事選挙投票にいく。
選挙公報だけを参考に見てみた。
ここ数年で間違った方向に進んでいるのか、もともと県外だったのでわからない。他の候補者の様子を知った上で、変わったり変える理由がないから、現職が立候補を決めたのではないかと思う。


(2)
前々から類語辞典を読んでみたかったのを思い出したので、 まずは書店に立ち読みをしにいく。
夏休みの親子連れが集まる学参売り場で、しばしもくもくと、気になったものをめくってみる。

1.角川「類語国語辞典」(大野晋、浜西正人)
定番のようだけど、ちょっと引き辛さを感じた。索引の読み方がわからない。
2.小学館「使い方のわかる類語例解辞典」(小学館辞典編集部)
これは明快でよかった。僕の目的である、同じ言葉を繰り返し使ってしまう語彙力の少なさを解消する、ということに関しては、平易な言葉の使い方が載っている辞書がいいのではないか。
3.三省堂「三省堂類語新辞典」(中村明、森田良行、芳賀 綏
分類が分り易い。言葉の分野がわかる、だけでなにかのヒントを得ることができる。使いはじめたい、という意味では一番よさそう。より深くを求めたとき、別のものを買えばいい。

4.三省堂「てにをは辞典」(小内一)
文章表現をする人の役に立つ、コロケーション辞典。ということだけれど、使い方が分らず。持っておいても損はなさそう。
5.ベネッセ「表現読解国語辞典」(沖森卓也、中村幸弘)
類語とは違うけれど、もっとも面白く読んだ。
重要語句の用例が、意味毎にグルーピングされておりわかりやすい。
語彙の解説だけでなく、ほかにはない、接続語をみっちり解説する項目があるので、文章の読解、記述をレベルアップさせる為にはぴったり。
中学高校で使ってみたかったな。
文章の羅列だけだった国語辞典を読み通す好奇心がないぼくにはぴったりの、気散じも出来る辞典。

ちょっと見てみるだけでも面白い。語彙力や文章表現は一生ものだと思うので、 なにかで学び続けていきたいな。


本日の読書:
「にんげんのおへそ」(高峰秀子、新潮社)
名作エッセイのひとつということで、かねてから読んでみたかった一冊。一気に読み終えた。
まさに波瀾万丈の人生を送った名女優さん。それを生き抜いたきびしい意志を感じさせつつも、ユーモアある言葉遣いが、なにより飾った姿でなく内側の豊かさと礼儀とを大切にする、著者らしい姿勢のよう。
女優から引退し、自らの当時や今の生活を眺め返す視線に、くすくすとしながらもはっとさせられる。
これで学校にろくにかよえなかったとは思えない。 大切なことを、自分で育てていったんだろうな。
そんななかでも一息つけるオチのついた普通の文章、「オッパイ賛歌」が好き。

女優のエッセイと言えば、渡辺謙の娘、杏の「杏のふむふむ」(杏、筑摩書房)も、みずみずしい感性で業界の大人から楽しく学びながら生きている喜びがつたわってきて、さわやかな気持ちにしてくれる本。
他の誰にも体験できない人生を書き続けて欲しいな。

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